こんにちは。裏紙日記です。
この記事では、今日の相場とニュース、明日の相場の予想を完結にまとめていきます。
今日の振り返りと明日以降の参考にしていただければと思っています。
目次
今日の相場の振り返り
今日の相場では、銀行関連銘柄、石油・ガス銘柄、半導体関連銘柄が好調に上げていました。
銀行関連銘柄は、バイデン政策により上げることは予想されていましたが、最近株価の上昇が続いていますのでそろそろ調整が入るのではないかと考えられます。
石油関連銘柄の株価上昇はAPI（米石油協会）の週報にて、米国の原油在庫の予想以上の減少により原油価格が上昇したことに起因していると考えています。
APIの12日の発表によると、8日までの一週間の国内原油在庫は、前週比580万バレル減の4億8450万バレルになったと報告されています。
アナリストの予想では230万バレル減で、予想を大きく上回ったことが理由だと考えています。
半導体関連銘柄の株価上昇は、「米国半導体産業強化法案」の可決期待によるものだと考えています。
これにはSIA（米国半導体工業会）がワシントンD.C.で法案を通すための活動を展開しています。ただ、トランプ支持者の連邦議会議事堂乱入もあり、この件の進捗は止まってしまっています。
そのため市場としては上昇期間が長くなると考えられますが、可決し、材料が出尽くしたタイミングで大きく下落する可能性もあるのでご注意ください。
反対に、今日の相場で下落したのはGAFAM、ヘルスケア銘柄です。
中小企業への投資を促すバイデン政策により、GAFAMから小型銘柄へ投資が移っているのではないかと考えています。
実際に最近ではラッセルが堅調に上昇しており、目に見えて小型株に資金が流れていることがわかります。
ただ、GAFAMは決算も近いですので、それなりの決算を出してくるGAFAMには結局投資資金は増えてくるのではないかというのが個人的な見解です。
ヘルスケア銘柄の下落は、ある種の調整フェーズだと考えています。
株価のボラティリティが高いヘルスケア銘柄は大きく上昇した後に利確のための下落をすることがあります。
今日の相場においても、昨日までの上昇してきた銘柄の利確のために下落をしたのではないかと考えています。
今日の注目ニュース
今日の注目ニュースは、上画像の2点です。今日は中国関連のニュースがトレンドに感じました。
1つ目が、トランプ大統領が「中国人民解放軍」が所有する企業への投資を禁止したニュースです。
これにより、Vangurd社が組み込むETFでは該当の銘柄の割合を減少させています。
少しずれる話にはなりますが、BlackRock社も先日中国の通信大手3社（China Mobile / China Unicom / China Telecom）の株式保有を減少させています。
これらのニュースにより、他の中国銘柄についても取引規制が入る可能性がリスクとなり、ポジションを減らす人が増え、中国ETFなども下落局面になることもあり得るのではないかと感じています。
2つ目が、TESLAが中国消費者向けのEVを設計する責任者の採用に注力しているというニュースです。
「TESLA」は2020年末から、約3万5000ドルという安価なSUV電気自動車「モデルY」を販売しており、「モデルY」の拡販のための中国消費者向け責任者の採用だと考えています。
現在、中国のEV製造企業「NIO」の電気自動車が注目を集めています。ここにインパクトを与えたとも言えるニュースだったと思います。
中国のEV市場は「TESLA」と「NIO」のどちらが覇権を取るのかが見ものです。
明日の相場の予想
上述のニュースを材料に、明日の米国株式相場を予想したものが上の画像です。
まず、トランプ大統領の「中国人民解放軍」が所有する企業への投資禁止に向けたニュースにより、中国銘柄全体として弱気になるのではないかと考えました。
下落リスク・為替リスクだけでなく、国策リスクも考える必要が出てくると、ポジションを持ち続けるのが不安に感じる投資家が多くなるとの予想から、中国銘柄全体として弱気になると考察しました。
次に、TESLAの中国消費者向けのEVを設計する責任者の採用を進めるニュースから、$TSLAの株価はまだまだ上昇していくのではないかと考えています。
「TESLA」が中国向けに本格的に参入するのであれば、「NIO」との直接の市場競争になりますので、この2社の株価は連動して逆相関に動くようになるのではないかと考えております。
また、最近のクリーンエネルギー銘柄は$TSLAの動きに連動して動いているような印象を受けていますので、明日も$TSLAの上昇に乗じて$ICLNや $QCLNなども伸びていくのではないかと考えています。
ここまで読んでいただきありがとうございました＊
今後の参考にしていただければと思います。
