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4.米国株投資

【米国経済】2021年の米国株式市場はどう動く?カギとなる出来事は?

こんにちは。
裏紙日記では、一つのトピックから考えた自分の考察を書いたり、本の感想、米国株関連の記事を書いております。

この記事では、2021年の米経済の動きから、米国株式相場がどのように動くかを考えていきたいと思います。

2020年は新型コロナウイルスで上期に大暴落しましたが、その後ハイテク・グロース株を中心に株価が上昇し、S&P500を見ると2020年の1年間で15〜16%上昇しています。
これを見ると、今から参入しても大丈夫なのかな?もう上げすぎて2021年は落ち目なのではないか?と不安になる人が多いのではないかと思います。

そこで、この記事では下枠の内容を紹介していきたいと思います。
この記事を参考に、2021年の投資戦略を考えてもらえたらと思います。

  • 米国経済の何が相場を動かすトピックスになるのか
  • 米国株式相場はどんな動きをするのか

米国経済の主要トピックス

まず、私が考えた2021年の米国経済の主要トピックスを下枠にまとめました。

米国経済の主要トピックス
  • 新型コロナウイルスの再燃
  • ワクチンの普及スピード・効果
  • 1/5の上院選の決選投票

新型コロナウイルスの再燃

皆さんも懸念している点ではあると思いますが、新型コロナウイルスが今後どうなっていくのかで2021年の株式相場は大きく変わることが考えられます。
さらに、もし感染の拡大が続き、市場への影響が長期化するのであれば今後数年にわたって下降トレンドになる可能性もあるのではないかと考えています。

その理由は、2020年の暴落は狼狽による暴落。コロナ長期化による下落は投資家の息切れが原因となるからです。

まず、2020年の2月〜3月頃に株価が暴落したのは、世界中の人たちが新型のウイルスを恐れ、「この先どうなるのかがわからない。株価も急落する可能性が高いから売っておこう。」という狼狽の真理から暴落したと考えています。
なのでこの暴落は一時的なもので、すぐに株価は戻り、ハイテク系銘柄を中心にこれまで以上に株価が上昇した銘柄も多く現れました。

ただ、現在も新型コロナウイルスの感染は広まっており、これが前回以上の規模で感染・重症化し長期化することにもなれば、投資家のポートフォリオは金や仮想通貨などに移り変わっていくと考えています。
今の投資家は、次の有事に備えた準備をしているはずなので、すぐに金や仮想通貨に移すはずです。

投資家から経済に投資されるお金が減ると、米国企業の成長も難しくなります。すると好決算も難しくなり、投資家がさらに離れていく・・・

このようなスパイラルになることも考えられますので、新型コロナウイルスの感染状況・それに対する政府の動きが非常に重要になるトピックスだと思います。

ワクチンの普及スピード・効果

現在、ファイザー社やアストラゼネカ社を筆頭に抗新型コロナウイルスワクチンが開発され、国外では普及し始めています。

感染拡大と対をなすトピックスが、ワクチンの普及スピード・効果だと考えています。
なぜなら、抗新型コロナウイルスワクチンが今の世界中の人々や投資家の期待を全て背負っているからです。

現在、日本株や米国株市場が強気で投資家も楽観的に考えられているのも、「ワクチンがコロナを止めてくれる!」という期待が根底にあります。
なので、欧州や米国はワクチンの導入は早いですが、感染がもうすでに止められないほど広がってしまっているので、手遅れな可能性もあります。

本日、日本では菅首相が「2月を目処にワクチンの普及を検討する。」と発表していました。
日本は米国などと比べるとまだ感染者数は少ない方なので、間に合う可能性はありますが、このワクチンによる効果がどうなのかもまだ断定できない状況です。

現在ワクチンがこうした不確実な状況の中でも期待を背負っています。
これがどんな評価を受けるかによって大きく市場へ影響を与えると考えられるので、ワクチンの情報は感度を上げて取り入れる必要があると思います。

1/5の上院選の決選投票

もう一つのトピックスは直近の話ではありますが、明日行われる上院選の決選投票です。

要点の部分を下枠で簡単に説明します。

上院選の決選投票による簡単な説明

残りの2議席の内で

  • 共和党が1議席以上取れば過半数を維持
  • 民主党が2議席取ればハリス副大統領の1票で民主党に決まる

民主党に決定:税制改革を提示 → 株価へ悪影響

米国株式市場という立場で見ると、共和党が過半数を維持し「ねじれ」の状態となっている方が楽観的だと考えられています。

理由は、民主党に決まってしまうと、法人税やキャピタルゲイン課税などを引き上げられ、投資家にとっては悲観的な結果となってしまうからです。

法人税が上がると、企業から従業員や投資家に充てる資金が少なくなってしまい、キャピタルゲイン課税を上げることにより企業への投資も抵抗が生じてしまいます。
すると、以前よりも「投資家への還元」「企業の成長」という点でネガティブになってしまうと考えられます。

こうした側面から、株式市場の視点で考えると共和党が過半数を占めて「ねじれ状態」となって欲しいと思っています。

米国株式相場の動きの予想

次に、主要トピックスを基にした米国株式相場の動きを下枠にまとめました。

米国株式相場の動きの予想
  • S&P500はまだ10%ほど上昇する
  • エネルギー・医療・ハイテクがまだ伸びる
  • 出遅れセクター・小型株が伸び始める
  • レジャー関連はまだリスクが高い
  • 下期はバリュー銘柄が評価される

新型コロナウイルスやワクチンの結果にも大きく左右されると思いますが、
結論から言うと2020年と同等のペースで2021年も市場は成長していくと考えています。

その理由は、ポジションを持つ投資家心理がまだまだ強気で楽観的だからです。

これから参入しようと考えている人には、2020年を終えてS&P500は15~16%上昇し、現状上がりすぎてしまっていてこれから下がる一方なのではないかと不安な人が多いのではないかと思います。
実際、自分も最近始めたばかりで参入時はすごく不安な状態でした。
ただ、いざ参入してみると、すでにポジションを持っている投資家はまだまだ買い圧力が強く感じていますし、手放す気配も薄いと感じています。
具体的に現状強気だと感じるのは、エネルギー・医療・ハイテク関連のセクターです。
ただ、S&P500のPER(株価収益率)は約22倍にもなっており、長期平均の15倍と比べるとかなりの割高状態であることは間違いありません。
強気の相場ではありますが、ハイテク関連など、コロナで急成長した銘柄は、次の決算で予想を超えることが難しくなると思うので、2021年の4月〜5月頃の決算あたりから注意する必要があると感じています。

そして、下期には現在急騰している「ハイテクグロース銘柄」の次に、新型コロナウイルスで暴落した後に伸び悩んでいた「小型銘柄」「バリュー銘柄」にもスポットが当たって上昇する可能性もあるのではないかと考えています。
ハイテクグロース銘柄が好決算を出すのが難しくなり、弱気心理になったら暴落するのは一瞬だと思います。
なので優秀な投資家はすぐにポートフォリオを組み換えて別の分野に投資していくはずです。

このように考ええると、ハイテクグロース銘柄の次に株価が上がっていくのは、現在割安な「小型銘柄」「バリュー銘柄」になるのではないかと考えています。
現在バリュー銘柄よりもハイテクグロース銘柄に注目が集まりすぎており、バリュー銘柄が手薄で普段以上に割安になっているものが多くあります。
また、成長可能性がありながらもスポットが当たらなかった小型銘柄も割安な状態で残っていることが多いです。

なので、ハイテクグロース銘柄から手を引いた下期の市場は現在割安で放置されている「小型銘柄」「バリュー銘柄」になってくるのではないかと考えました。

まとめ

今回の記事では、2021年の米国経済の重要なトピックスと米国株式市場の動きの予想を行いました。

米国経済の主要トピックス
  • 新型コロナウイルスの再燃
  • ワクチンの普及スピード・効果
  • 1/5の上院選の決選投票

米国株式相場の動きの予想
  • S&P500はまだ10%ほど上昇する
  • エネルギー・医療・ハイテクがまだ伸びる
  • 出遅れセクター・小型株が伸び始める
  • レジャー関連はまだリスクが高い
  • 下期はバリュー銘柄が評価される

注目すべきはやはり新型コロナウイルス関連ではありますが、直近では明日の上院選に注目です。

そして、私の予想では米国株式市場はまだまだ強気で2021年も成長していくのではないかと考えているので、これから参入するのを考えている人は、怖いかもしれませんがよく考えて検討してみてください。

ここまで長文ですが読んでいただきありがとうございました*

才能人応援哲学者
Jun
温泉や散歩が好きで1人でよく哲学者しています。笑 ブロガーさんを中心に、頑張ろうとしている人を自分ができる範囲で1人1人支える活動をしています。 自分を応援してくださる人が増えたらやりたいことがあるので、ぜひメッセージしてあげてください笑
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