裏紙日記
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4.米国株投資

【米国株個別銘柄】Black Berry

こんにちは。裏紙日記では、一つのトピックから考えた自分の考察を書いたり、本の感想、米国株関連の記事を書いております。

この記事では、今後株価上昇が見込める【$BB】Black Berryを紹介します。

Black Berryについて

はじめに、Black Berryがどんな事業を行っているかを紹介していきます。

Black Berryは現在はセキュリティ関係をコア事業として行うカナダの企業です。以前はResearch In Motion(RIM)という社名で活動しており、実はスマートフォンの元祖企業であるそうです。

しかし、Android OSやiOSの急拡大により立場を失い、2014年にハードウェアの事業を撤退して「ソフトウェア」と「セキュリティ」に注力しました。

ここで舵を切ったのが2013年にCEOに就任したJohn ChenCEOです。

彼はセキュリティというコア事業を育てるために数多くの企業を買収し、領域を広げていきました。

2015年には、現在BlackBerryWorkspaceというブランドで活躍する企業向けクラウドストレージソリューションのWhachBoxを買収

さらに2016年にはサイバーセキュリティコンサルティングのEncriptionを買収しています。

こうして買収した一生多くのサービスを、自社ブランドのプラットフォーム「BlackBerry Spark」に組み込み、一括提供をしています。

BlackBerryはこの「BlackBerry Spark」をIoTならぬ、「EoT(Enterprise of Things)」とうたい、企業やビジネスのIoTとして、サービス提供しています。

簡単にいうと、IoTデバイスを提供する企業のセキュリティを向上させることにより、IoTデバイスを提供する企業がIoT端末に送信するデータなどを安全に送れるように接続、管理することができるようになるということです。

最近では、2020年12月2日にBlackBerryのインテリジェント車載データプラットフォーム「BlackBerry IVY」の開発・販売を目的としたAWSとの複数年グローバル契約がニュースになりました。

BlackBerry IVYは、クラウド接続型のソフトウェア・プラットフォームで、車載センサーのデータやナビゲーションデータなど、車内のローカルデータとクラウドデータの両方を安全に活用することができるようになります。

このように、2013年に新たにJohn ChenCEOが就任して以降、別の企業のようにセキュリティをコア事業とした躍進企業に生まれ変わっているのです。

業績について

下の表とグラフはこれまでの業績とコンセンサス予想、その推移です。

売上高の推移(単位:100万ドル)
当期利益とEPSの推移(左縦軸単位:100万ドル,右縦軸単位:ドル)

売り上げは現在下がってしまっているのが現状ではありますが、今度のIoTデバイスの増加を考えると、セキュリティを扱う企業としては安定して伸びていくのではないかと思います。

チャート分析

下の図はBlackBerryの株価チャートです。

finviz dynamic chart for  BB

12月のAWSとの契約のニュースで株価が急騰し、その窓を埋めるように反落したのが現在です。ただ、行う事業内容からも、今後着実に株価を上げていくのではないかと考えています。

総合評価

今回はカナダのセキュリティ技術をコア事業に持つ「Black Berry」を紹介しました。

私の評価としては、今後長期にかけてじわじわ着実に伸びていく企業だと考えています。

2012年に70ドルまで上げていた実績もありますので、現代にマッチした事業に舵を切った今、過去と同等、もしくはそれ以上に伸びる可能性もあるのではないでしょうか。

実際、IoTやAIが普及し、デジタルトランスフォーメーションと言われる現在、注目すべきは先端技術開発だけでなく、地盤を固めているセキュリティ分野なのかもしれません。

<裏紙的評価>
収益度    30点       財務健全度  30点
割安度    90点       爆発度    70点

総合評価   70点

才能人応援哲学者
Jun
温泉や散歩が好きで1人でよく哲学者しています。笑 ブロガーさんを中心に、頑張ろうとしている人を自分ができる範囲で1人1人支える活動をしています。 自分を応援してくださる人が増えたらやりたいことがあるので、ぜひメッセージしてあげてください笑
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