こんにちは。裏紙日記では、一つのトピックから考えた自分の考察を書いたり、本の感想、米国株関連の記事を書いております。
この記事では、今後株価上昇が見込める【$DBX】Dropboxを紹介します。
目次
Dropboxについて
はじめに、Dropboxがどんな事業を行っているかを紹介していきます。
Dropboxはオンラインファイルストレージを事業として行う企業で、もしかするとあなたも使ったことがあるのではないでしょうか。
Dropboxは元々クラウドで個人や企業向けにファイルを管理することをメイン事業としている企業です。
現在、Dropboxは個人向けと企業向けの二種類のサービスを行っています。
個人向けには、クラウドストレージを提供し、クラウドに写真やファイルアップロードすることができ、バックアップとして利用している人も多いのではないでしょうか。
そして企業向けには、「Dropbox Space」というプロジェクトの進行をサポートするサービスを提供しています。
これは、元々の共有フォルダの進化系で、1つの「Dropbox Space」というワークスペース内でプロジェクトを完結させることができるようにしたサービスなのです。
このサービスは画期的な特徴が3つあります。
1つ目が、1つのワークスペースでプロジェクトを完結させることができる点です。「Dropbox Space」内に数多くのアプリケーションやプラットフォームを備えているため、プロジェクトを進行させるためにあっちのアプリを、こっちのアプリを、、、としなくても、「Dropbox Space」の中で全てを行うことができる仕組みができているのです。
2つ目が、必要なファイル情報を1つにまとめられる点です。プロジェクトを進める上では、情報の共有は必要不可欠です。「Dropbox Space」にコンテンツを入れることでプロジェクトに参加している人は全て閲覧できる状態になっており、どこにいても情報の共有がスムーズになります。
3つ目が、AIを活用して関連のあるファイルを探し出してくれる機能です。例えば会議をするときに、あのファイルとあのファイルと、、、と必要なファイルを見つけるのがことがあります。そういった時も、会議の内容から必要な可能性があると判断されたファイルを見つけ出してくれる機能があります。
Dropboxは、このような「Dropbox Space」というワークスペースを使うことにより、プロジェクトの進行を支える事業を行っているのです。
また、最近は新型コロナウイルスの感染拡大の背景から、リモートワークでプロジェクトを進める企業も少なくありません。そういった企業のために、リモートワークに対応したアップデートもなされているようで、今の時代に必要なサポートを迅速に行っているように感じました。
業績の分析
2020.11.5に発表したDropboxの決算情報を基に業績を分析します。
- 売上:4.8740億ドル(前年比+14%)
- 営業利益:3000万ドル(前年比+261%)
- 有料ユーザー数:1525万人(前年:1400万人)
決算情報を見ると、直近4年の売上高がCAGR約15%という非常に高水準で成長していることがわかりました。
ただ、前年までは営業利益がずーっとマイナスで不安な状況でしたが、2020年に入ってやっと営業利益がプラスになり、これからもっと企業の成長が見られるのではないかと思います。
Dropboxの収入の大半は会員ユーザーからの定期支払いになるため、堅調に有料会員数を増やし続けられれば、確実に売上を伸ばすことができます。なので、ここからさらに売上の伸びが期待できる来年以降は、営業利益も順調に増加し、それに伴って株価も上昇するのではないかと思っています。
その他財務情報もチェックしましたが、売上の増加に伴って堅調に会社規模が大きくなっているような状況で、不安要素と感じる点はありませんでした。
チャート分析
下の図はDropboxの株価チャートです。
2020年の11月までは下降トレンドでじわじわと下げていましたが、11月の決算で営業利益もしっかりと黒字となり、ここから上昇し始めています。
この株価の上昇は、次の決算で確実な成長を感じ取ることができれば、上昇トレンドとして定着するのではないかと思います。
また、決算で営業利益が赤字となれば株価の下落も当然考えられますが、提供サービスの種類上売上の減少はよっぽど考えられないので、今のうちに仕込んで上昇トレンドに期待するのがいいかと思います。
もしくは、$24-25ラインが支持線となって上抜けすることができればさらに上昇していくと思うので、支持線にタッチするのを待ってから買うのもアリかもしれません。
現状の利益はまだ大きくはありませんが、元々売上の額は大きい企業なので、ここからの利益の伸びは非常に大きいと思います。利益が急激に増えると、新たなシステムを開発したり企業を買収したりできるようになり、さらに売上を成長させるシステムを作ることに期待できるのではないでしょうか。
黒転した後のDropboxがどうなるか、非常に楽しみです。
総合評価
今回はオンラインファイルストレージ企業「Dropbox」を紹介しました。
私の評価としては、堅実に売上を伸ばしながら大幅成長している企業で、やっと営業利益が黒字になり、これからが楽しみな銘柄だと考えています。
サービス内容を考えると売上は堅実に伸びていくと期待できるので、売上上昇にともなってこのまま黒字額も上げていくのではないかと思われます。
そして、利益が安定したタイミングで、新たなサービスを始めるのか、事業を買収するのか、どんな動きをしてくれるのかが楽しみです。
年始以降も堅実に株価も上げていくのではないかと考えられるので、早めに仕込んでおいてもいい銘柄だと思います。
次回の2月頭頃の決算内容によって、株価がさらに伸びていくのか、はたまた停滞するのかが分かれるのではないかと思うので、次回決算後も株価がどう動くかを考えたいと思います。
<裏紙的評価>
収益度 95点 財務健全度 80点
割安度 85点 爆発度 70点
総合評価 90点