裏紙日記
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4.米国株投資

次世代技術「エッジコンピューティング」で株式市場はどうなるか?

裏紙日記では、一つのトピックから考えた自分の考察を書いたり、本の感想、米国株関連の記事を書いております。

皆さんは「エッジコンピューティング技術」をご存知でしょうか?この記事では、今後伸びること間違いない、「エッジコンピューティング技術」についてのまとめを書いていきます。

1.エッジコンピューティングとは?

そもそも、「エッジコンピューティング」という言葉を、私も実際に調べてみるまで知りませんでした。ですが、調べてみると今後間違いなく必須になってくる技術で、この言葉を目にする機会もどんどん増えていくはずだと感じました。

では、エッジコンピューティングを知らない人も多いと思いますので、ここで理解してもらえたらと思います。

エッジコンピューティング技術とは、簡単に言うとネットワーク上の「エッジ(端)」のサーバーにデータを送り、その場で処理をする技術のことを言います。

一般的にコンピュータネットワークの考え方は、「集中処理」「分散処理」の二種類に分けられます。現在は、中央に置いたクラウドサーバーにあらゆるデータを集めて、クラウド上で一括処理を行う「集中処理」の時代であると言えます。

しかし将来的には、ユーザーの手元にあるデバイスのデータをデバイスに近いエッジサーバーで処理し、必要なデータだけをクラウドに格納する「分散処理」も必要になってくると考えられています。

ただ、これを聞いても何がすごいのかがわかりにくいのかなと思うので、次に「エッジコンピューティング技術」と「クラウドコンピューティング技術」を比較して違いや使い道などを少しでも理解してもらえたらと思います。

2.「エッジ」と「クラウド」の比較

クラウドに関しては皆さんも馴染みのある言葉だと思いますので、なんとなくでも理解している方が多いと思いますが、エッジに関しては初めて聞く人が多いと思いますので、何が違うのかがイメージしにくいかもしれません。

そこで、「エッジコンピューティング技術」と「クラウドコンピューティング技術」を比較して理解を深めてもらえたらと思います。

まず、従来のクラウドコンピューティング技術は、手元のデバイスとクラウド上のサーバーが直接やりとりを行い、データをPC内だけでなくクラウドサーバーにも保存することができるようになるため、「データの格納庫」といった形で使うことが一般的です。ですが、全ての情報をクラウドサーバーで処理しようと思うと、情報量が膨大で、サーバーの負荷も大きくなってしまうため応答に時間がかかってしまうことが考えられます。

それに対して、エッジコンピューティング技術は、デバイスとクラウドサーバーの間を仲介する形でエッジサーバーを置くことで、高速応答が必要な時に、クラウドサーバーまで繋げずにデバイス付近にあるエッジサーバーで処理することができます。

このようなエッジコンピューティング技術は、「通信量を抑制」して、デバイス付近のエッジサーバーで処理するため「セキュリティ」を高めやすく、収集したデータを「低遅延」で出力することができる強みがあります。これにより、IoTや自動運転、5G通信がトレンドとなり、低遅延が求められる現在、こうしたエッジコンピューティングという技術の需要が高まっているのです。

3.「エッジコンピューティング」はどの分野で活躍するのか?

では、エッジコンピューティングはどういった分野での活躍が見込めるのでしょうか?

エッジコンピューティングが活躍する分野
  • 自動運転技術
  • スマートグリッドへの搭載でエネルギーロスの抑制
  • 医療ロボットなどの遠隔操作
  • 監視カメラなどのセキュリティ分野

もちろんこれだけにとどまらず、今後非常に多くの分野での活躍が見込まれるので、間違いなく現在伸びている分野であることがわかります。

実際、エッジコンピューティングの市場規模は、2020年の36億米ドルから2025年には157億米ドルに達し、CAGR(一年当たりの平均成長率)34.1%で成長すると予測されているようです。(参照:株式会社グローバルインフォメーション)

4.エッジコンピューティングを扱う米国銘柄は?

ここでは、エッジコンピューティングを扱う米国銘柄を2つ紹介します。

1.Verizon($VZ)

Verizon

finviz dynamic chart for  VZ

チャートを見ると堅調に株価は上昇しており、財政的不安要素も感じませんので、今から持ち始めてもまだまだ堅調に伸びていくのではないでしょうか。

2.IBM($IBM)

IBM

finviz dynamic chart for  IBM

現在売り上げ、株価共に下落している銘柄ではありますが、事業内容を見てもまだまだ伸びる可能性は大いにあるため、割安な銘柄だと思います。

まとめ

今回はエッジコンピューティング技術について、概要の説明から読んでいただくと今後必ず必要になってくる技術であることが理解してもらえたのではないかと思います。

今後も、これから伸びる業界・キーワードの解説や、米国株を中心とした銘柄解説も行います。早めに仕込んでおいた方が旨味も大きいので、手遅れになる前にチェックお願いします!

才能人応援哲学者
Jun
温泉や散歩が好きで1人でよく哲学者しています。笑 ブロガーさんを中心に、頑張ろうとしている人を自分ができる範囲で1人1人支える活動をしています。 自分を応援してくださる人が増えたらやりたいことがあるので、ぜひメッセージしてあげてください笑
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