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4.米国株投資

【米国株個別銘柄】中国初の証券会社上場《フツホールディングス》

こんにちは。
裏紙日記では、一つのトピックから考えた自分の考察を書いたり、本の感想、米国株関連の記事を書いております。

この記事では、現在注目を集める中国の銘柄【$FUTU】フツホールディングスを紹介します。
内容を簡単にまとめたものを下枠に記載するので、時間のない人はここを見ていただければと思います。

この記事のポイント

  • テンセントからの支援が大きく安定した成長が約束
  • 有料顧客増加率、売上成長率が著しい
  • 市場規模からも今後の伸びしろが大きい
  • 押し目の今が参入のチャンス!

フツホールディングスと業界について

はじめに、フツホールディングスがどんな事業を行っているかを紹介していきます。

フツホールディングスは、中国のデジタル投資プラットフォーム「Futubull」を事業としている企業です。
2007年に中国テンセントに所属していた方が創業した企業で、2019年3月にNASDAQに上場しています。
アリババ、百度、テンセントも「Futubull」を使って取引をしており、最近では若年層の人たちの注目を集めているようです。

フツホールディングスの売上は2019年の段階で1億3600万ドルを超えており、有料会員数は30万人を超えており、2019年末から2020年6月30日の半年間で有料会員数約53%増加している最近注目度の高い企業です。

このように最近大きく注目を集めるフツホールディングスの強みはどこにあるんでしょうか。
フツホールディングスの最大の強みは、「テンセントのバックアップ」だと思います。
フツホールディングスの創業者であり、現在会社の経営に携わる3人は皆テンセント出身の実力のある人たちで、やはりテンセントとの繋がりが強く、資金面や技術面で支えられている強さはあるようです。
技術面では、テンセントネットワークを活用することでクラウド等のデータ、ネットワーク面でのサポートや、テンセントテクノロジーを利用して低手数料で運営できるのも大きな強みだと思います。

では、フツホールディングスが持つデジタル投資プラットフォーム「Futubull」とはどういったサービスなのでしょうか。
「Futubull」がどんなサービスなのかを下の枠内にまとめました。

「Futubull」の強み

  • 手数料が低い
  • 世界中の取引が可能
  • 専用SNS「NiuNiu Community」で投資家が繋がる
  • 取引ツール、分析ツール、調査レポートも閲覧可能
  • 若年層をターゲットとして提供

フツホールディングが手掛ける「Futubull」は、テンセントの技術的なバックアップもあり手数料が非常に安く米国株などの世界中の取引ができるため利用者の利便性が非常に高いことが強みと言えます。

また、専用SNS「NiuNiu Community」もサービス提供しています。これは、投資家のための専用SNSで投資情報の共有や、ニュースに対しての他の投資家のリアクションを見ることができます。こうしたサービスが同じプラットフォーム内でできるというのは大きな強みだと感じます。

そして専用SNSだけでなく、取引ツールや分析ツール、調査レポートの閲覧も可能で、投資家のニーズに完全に応えようという意思が感じられます。
私も日本語でも不自由なく使えるのであれば一度使ってみたいと思いました。笑

こうしたサービスを、若年層をターゲットに提供しているのも強みだと感じます。
中国の若年層の方は金融業界に務める所得の多い方々の割合が多く、人口も多いために若年層の市場規模が非常に大きいそうです。
また、最近の中国の若年層の方々は、資産運用に対しての意識も高いようで、その背景にも見事にマッチしたサービスだと思います。

業績の分析

下のグラフがフツホールディングスのこれまでの売上・当期利益の推移です。2020/12はコンセンサス予想です。

また、下のグラフはフツホールディングスの四半期ごとの売上と当期利益です。4Q/2020はコンセンサス予想です。

さらに、フツホールディングスの業績をみたときにポイントとなる部分を下枠にまとめました。

フツホールディングス四半期決算のポイント

  • 近年の売上成長率が著しく高い
  • 当期利益が大幅に増益となる可能性が高い
  • 各四半期毎の売上が48%の成長率で上昇
  • 有料登録顧客数の増加が著しい(6ヶ月で約50%増)

フツホールディングスの業績の推移を見ると、まず始めに目に付くのは売上の成長率だと思います。
2016年から2019年の3年間で売上を10倍以上伸ばしています。これをみても、この時期からサービスの注目度が上がったのではないかとわかります。

また、当期利益に注目すると、コンセンサス予想の2020年に1000億ドルを超える利益になると見込まれています。
売上高に対して見ても約35%という高い水準で利益を出せている点に魅力を感じます。

そして私が最も注目した点は、各四半期ごとの売上が48%という成長率で成長している点です。前年同四半期比という見方をすると、4倍以上に成長しています。
これは、近年の有料登録顧客数の大幅な増加率にあると考えています。
2019年末から2020年6月30日までの6ヶ月で、約50%の有料顧客増加となり、30万人を超える有料顧客を持っているようです。
有料顧客からの収入は雪だるま式に増えていくため、有料会員顧客率が半年で50%も増えるのは今後も含めてかなりの収入の増加に繋がります。

「Futubull」を使う全会員数は、3Q/2020決算によると前年比52.2%増加し、1040万人に達したと書かれており、全会員数も順調に増え続けています。
ただ、それ以上に有料顧客の増加率が大きく、サービスの満足度・利便性の高さがみて取れます。
また、中国国内だけをみても、1040万人という数字は人口の1%にも満たない人数です。なので今後も伸びしろは非常に大きく数年にわたって大きく成長する企業になるのではないかと感じています。

チャート分析

下の図はフツホールディングスの株価チャートです。

finviz dynamic chart for  FUTU

フツホールディングスのチャートの着目すべき点は下枠にまとめた4点です。

フツホールディングスのチャートのポイント

  • 綺麗な上昇トレンドで株価が上昇
  • 前々回高値ラインの支持線にタッチ
  • トレンドラインの支持線にタッチ
  • 現在上昇トレンドの押し目で参入チャンス

上場からの最高値は上場価格から約3倍まで上昇し、現在は約2倍の株価で止まっています。
これまでのチャートを見ると、四半期決算の周期で株価上昇と下降を繰り返しているように見えます。
これは決算への期待度の高さから決算に向けて株価が上昇し、決算後に材料を出し尽くしてしまったことによる下落を起こしているのではないかと見て取れます。
やはりここまで成長率の高い銘柄は決算に向けて注目が集まり株価の上昇が起きるのでしょうか。

現在の株価を見ると、前々回の高値ラインとトレンドラインの支持線どちらにも支えられています。
また、これまでの傾向からも決算に向けて株価上昇が考えられる銘柄ですので、2本の支持線に支えられた押し目となっている今が参入のチャンスだと思います。

総合評価

今回は中国のデジタル投資プラットフォームを提供する「フツホールディングス」を紹介しました。

結論としては下枠にまとめた内容となっています。

フツホールディングス銘柄のポイント

  • 売上成長率の著しい投資サービスを提供
  • ターゲットの市場規模が大きく今後も期待できる
  • 有料顧客数の大幅増により雪だるま式に収益増
  • 押し目で2本の支持線に支えられた今が買い時◎

私の評価としては、今後の中国の投資プラットフォームで地位を確立する企業で、長期にわたって伸び続ける銘柄だと考えています。

今後の株価は決算に向けて上昇し、決算後に下落することも考えられると思いますので、参入のタイミングを見計って考えてみるといいのかなと思います。

今回の押し目でしっかり反発して、予想した通りの株価の伸びが実際に起こると、その次も安定した反発を見せてくれるのではないかと考えています。

ここまで長文を読んでいただきありがとうございました*

<裏紙的評価>

収益度    97点     財務健全度  90点
割安度    92点     爆発度    90点

総合評価   96点


才能人応援哲学者
Jun
温泉や散歩が好きで1人でよく哲学者しています。笑 ブロガーさんを中心に、頑張ろうとしている人を自分ができる範囲で1人1人支える活動をしています。 自分を応援してくださる人が増えたらやりたいことがあるので、ぜひメッセージしてあげてください笑
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