裏紙日記
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4.米国株投資

【$GXTG】2021年お勧めの成長テーマ型ETF_構成テーマの市場動向

こんにちは。裏紙日記です。

この記事では、私が2021年以降注目しているお勧めのETF【$GXTG】について、構成テーマの今後の展望と市場動向を簡単にまとめました。
これを読んでいただいて$GXTGに興味を持っていただいたり、皆さんのポートフォリオの参考にしていただければと思います。

下記リンクにて【$GXTG】の紹介と投資するメリットを簡単にまとめていますので、併せて読んでいただければと思います。

【$GXTG】構成テーマと構成比率

2021年1月15日時点での$GXTGの構成ETF銘柄と比率を下の円グラフにまとめました。

参照:グローバルX マルチテーマ成長株 ETF | Global X Japanについて (21.1.15 時点)

最近のバイデン大統領政策の1つにある大麻の合法化をきっかけに$POTXが大きく上昇していますが、$GXTGは$POTXもポートフォリオの高い割合を占めています。

では皆さんがここで気になっているのが、これらのテーマがどれほど成長し、注目することができるテーマなのかということだと思います。
そこでここからは、各テーマの簡単な解説と市場成長規模を紹介していきます。

【$GXTG】構成銘柄の解説と市場規模

【$POTX】大麻分野の解説と市場規模

$POTXは大麻業界全体への投資を目指し、生産、流通、金融サービス、医薬品、ヘンプ産業などを扱う銘柄に投資しています。

大麻分野は大きく分けて「ヘンプ利用」「嗜好品用途」「医療用途」の3つの用途の市場があります。
「ヘンプ」とは麻の実のことを言い、シャンプーや建材などに用いられたり麻の実を絞った「ヘンプオイル」は美容にもいいとされコスメとしても利用されています。実はこの分野も近年の大麻合法化の流れで大きく成長している分野のようです。
ただ、最も注目を集めている用途は医療用途です。
大麻はアルツハイマーなどの精神疾患やガンの化学療法にも効果があるとされており、大麻の合法化に伴って医療用途の市場が大きく加速するのではないかと考えられます。

Grand view Researchによると、市場規模はこれから18.1%のCAGRで成長し、2027年に736億ドルの市場に成長すると報告されています。

私の考えでは、規制が緩和された2021年からさらなる研究開発が進み、2025年頃からより市場としては大きく成長するのではないかと推測しています。

【$GNOM】ゲノム・バイオ分野の解説と市場規模

$GNOMはバイオ産業分野・医療分野を最終アプリケーションとした、バイオテクノロジーや遺伝子工学の開発、その関連銘柄への投資を行っています。

バイオテクノロジーの開発により、微生物による環境浄化バイオ燃料・バイオプラスチックの開発、農業分野では品種改良や代替肉などのテーマにも関連してきます。
医療分野では、生体の遺伝子構造の特定により、疾患の検出や治療、予防などにも活用できる分野となります。

経済協力開発機構(OECD)によると、バイオ産業は2030年に向けて1兆6000億ドルの巨大市場になるとの報告があります。
この額は、全世界のGDP合計の2.7%にあたるとされており、今後の全市場を牽引していく規模の産業になると予想されています。

私の考えでは、バイオ産業が医療・環境・エネルギーなど多岐にわたる分野で「環境」というキーワードに関わる分野になると思います。
なので今後も地球環境の保全のためにも個人的に応援したい分野です。

【$CLOU】クラウド分野の解説と市場規模

$CLOUはSaaSやクラウドコンピューティング、エッジコンピューティングを提供・開発する銘柄やその関連銘柄への投資を行っています。

これまでの時代はクラウドコンピューティングが私たちの耳にも届くほど注目をされていましたが、AIや IoTの時代へとデジタルトランスフォーメーションが起こる今後の時代は、ソフトウェア(SaaS)だけでなくプラットフォーム(PaaS)クラウドコンピューティングだけでなくエッジコンピューティングと言ったようにデジタル技術が多岐に渡っていきます。
これらに分散して投資することができるのが$CLOUです。

Global Informationによると、SaaS,PaaS,IaaSを含むクラウドコンピューティング市場は、2020年の3714億ドルから2025年には8321億ドルに達し、17.5%のCAGRで成長すると報告しています。

また、同じくGlobal Informationの報告に、エッジコンピューティング市場は2020年の36億ドルから2025年には157億ドルへ34.1%のCAGRで成長すると予想されています。

クラウド市場に関しては、これまでも大きく成長した分野ではありますが、今後もまだまだ注目できる分野だと感じています。

【$LIT】リチウム分野の解説と市場規模

$LITはリチウムの採掘、精製、バッテリー製造と言ったリチウムサイクル全体を通して関連する銘柄への投資を行っています。

リチウムの主な用途はリチウムイオン電池です。
これまではスマートフォンやタブレットなどのモバイル端末への利用が主力でしたが、ハイブリット自動車(HEV)やプラグインハイブリット自動車(PHV)、電気自動車(EV)と言ったxEVと呼ばれる自動車への搭載により、今後のリチウムの需要が飛躍的に高まっています。

富士経済によると、2018年と2023年を比較した世界のLiB(リチウムイオン電池用途)の市場規模は、モバイル端末向けは+14%の成長に対して、xEV向けでは6.26兆円へ約3倍に成長すると報告されています。

リチウムイオン電池の次には全固体電池の時代となると言われており、世界中で開発が進められていますが、この全固体電池にもリチウムが使われる可能性もありますので、今後長期にわたって需要の高い資源なのではないかと思います。

【$SOCL】ソーシャルメディア分野の解説と市場規模

$SOCLはSNS広告やSNS分析ツール、PR活動、SNSコンサルなどを事業としている銘柄に投資しています。

最近では、身近なところではYouTube広告から始まり、InstagramやTwitterでも広告市場が活発化しており、SNSを活用した事業へ注目が集まっています。
広告業の観点から見ると、今まではテレビCMが最もメジャーで規模の大きい広告だったと思いますが、今ではそれ以上にYouTubeを筆頭としたSNS広告を見る機会が急激に増えていると実感します。
こうした広告業は人の集まるところに積極的に参入していくので、テレビ業界の疎遠化、SNSの親密化が進行していると実感します。

AMERI RESEARCHによると、こうしたソーシャルメディア分野の市場規模は、2019年の583.9億ドルから2024年には990.4億ドルへ1.8倍ほどに成長すると報告されています。

今後もSNS広告の最適化に向けた事業が進むだけでなく、SNS広告自体のあり方も変わっていくのではないかと考えられるので、どんな変革があるのかという点でも注目したい分野です。

【$BOTZ】ロボット・AI分野の解説と市場規模

$BOTZは産業用ロボットの製造や、自動化、自動運転、AI関連の開発や製造、恩恵を受ける銘柄への投資を行っています。

AI技術や自動化技術の進展によって人間の手を使った製造が少なくなり、大企業を中心に多くが自動化された産業用ロボットへと移り変わっていく最中にあります。

富士経済の報告によると、産業用ロボットの市場規模は、2019年の1兆174億円から2025年には2兆2727億円に、約2.2倍に成長すると予想されています。

これまでは「大量生産」が製造業キーワードでしたが、今後は「高付加価値」がキーワードとなった製造業にシフトし、これまでの製品が移り変わっていく転換点なのではないかと思います。

【$FINX】フィンテック分野の解説と市場規模

$FINXは金融サービスの円滑化を目的とし、モバイル決済や財務分析ソフト、金融テクノロジーなどを手掛ける銘柄や、恩恵を受ける銘柄への投資を行っています。

海外では現在すでにバーコード決済が主流になっており、お金を持たない生活がニューノーマルになり始めています。
日本はまだ出遅れていますが、こうした新しいフィンテックも中国やアメリカをはじめとした先進国から受け入れられ始めています。
こうした決済だけでなく、新興国向けの金融テクノロジー基盤の事業もまだまだ成長分野です。
このようにフィンテックの分野は利便性を高めるための取り組みに多くの企業がしのぎを削っています。

Global Informationによると、フィンテック市場は2019年の1112億ドルに対して、2025年には1918億ドルへと成長し、2030年には3253億ドルへ急成長していく分野だと報告されています。

現在はバーコード決済分野では競合していますが、まだまだ日本ではバーコード決済で支払えない店舗も多く、どこでも支払いを可能にすることが直近の課題だと感じています。
世界規模で見ると、決済自体はかなり普及していますが、バーコード決済を利用した犯罪や、セキュリティ面などではまだまだ課題残る部分だと思いますので、伸び代の大きい分野だと感じています。

まとめ

この記事では、2021年1月15日現在、$GXTGに構成されているETFの解説と市場動向を調査しました。

7つのテーマの市場を調査してみると、$GXTGはCAGR10~20%での成長が期待されているトレンド分野を網羅していることがわかり、中にはCAGR30%を超える分野があることも知ることができました。

この記事の内容を参考に、明確にどの分野がどれだけ成長する可能性があるのかをイメージし、その分野が期待されすぎなのかという基準にしていただけたらと思います。

ここまで読んでいただきありがとうございました*

↓【$GXTG】に関しての別の内容はこちらです。

才能人応援哲学者
Jun
温泉や散歩が好きで1人でよく哲学者しています。笑 ブロガーさんを中心に、頑張ろうとしている人を自分ができる範囲で1人1人支える活動をしています。 自分を応援してくださる人が増えたらやりたいことがあるので、ぜひメッセージしてあげてください笑
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