裏紙日記
〜裏紙と共に生活を豊かに〜
1-4.ニュースから学ぶ

Go To トラベルから見えた課題|ビジネス格差とは何だろうか?

こんにちは。

裏紙日記では、

一つのトピックから考えた自分の考察を書いたり

毎週一冊は本の感想を書いています。

この記事では、7月の4連休から開催され、現在も地域ごとのキャンペーンを行っている「Go Toトラベルキャンペーンから見えた課題」というテーマで私が考えた考察をまとめたものを書いていきます。

この記事は自分の脳内日記感覚で書いていて、読んでいただいた人がこの記事から何か学びを得てもらえたらいいと思って書いています。

結論として、Go To トラベルキャンペーンから見えた課題は以下の2点だと私は考察しました。

  1. 経済支援か感染防止か
  2. ビジネス格差の広がり

ここからは、「Go To トラベルキャンペーンから見えた課題」というテーマについて、私が考察したことをお伝えしたいと思います。

1つ目:経済支援か感染防止か

まず最初に見えた課題は「経済支援」を優先すべきか「感染防止」を優先すべきかという点です。

結論として、私は「経済支援」に力を入れ始めるべきだと思っています。

新型コロナウイルスによる影響で世界的な産業に大打撃となっていることは言うまでもありませんが、実際日本はどれだけ経済に影響を受けているのかご存知ですか?

新型コロナウイルスの影響を大きく受けた4〜6月期の日本の実質GDPは27.8%も減少しているんです。

リーマンショックのあった2009年1〜3月期でさえも17.8%の落ち込みであり、それより大幅な減少となってしまっているんです。

では最近の新型コロナウイルス感染者数の推移はどうでしょうか?

以下のグラフは本日の厚生労働省発表の国内新規感染者数の推移です。

厚生労働省:国内の発生状況など

5月の急な落ち込みは全国的な緊急事態宣言による対人接触者が激減したことによる減少で、7月からの急上昇はGo To トラベルキャンペーンも要因の一つではないかと考えられます。

ただ、注目して欲しいのは、直近1ヶ月の新規感染者数です。

まだ少ないわけではないことは間違いありませんが、最近は新規感染者数がピーク時の1/3程度まで下がっているのも確かです。

これは、日本国民がすでに無意識的にウイルス対策を行うクセがついたことによるのではないかと考えています。

日常的にマスクを着用することは無意識になっている人は多いと思いますし、人によってはマスクをしていないと違和感に感じるようになった人も多いと思います。

飲食店はどこでもアルコール消毒を徹底しており、店内で新規感染者が出ないように取り組んでいます。

こういった理由で新規感染者が落ち着き始めていると思うので、しっかりと国民にウイルス対策の意識が芽生えた今、そろそろもっと規制を緩和して経済を動かしていく時なのではないかと私は思います。

そうしないと国の力がどんどん弱くなっていってしまいます。

人命と経済を天秤にかけるというと反対する人も少なくないと思いますが、反対意見全てに対応するわけにもいきません。

なので、首相の交代というのも一つの機会だと考え、そろそろ経済に傾けてもいいんじゃないかなと思います。

2つ目:ビジネス格差の広がり

2つ目に見えた課題は、「ビジネス格差の広がり」です。

Go To トラベルキャンペーンは、新型コロナウイルスによる影響を最も受けた業界の一つである観光業や飲食業への経済支援となります。

調べによると、Go To トラベルキャンペーンには約1兆三千五百億円もの額が投資されているようです。

ただ、これは各店舗に均等に割り振られているのでしょうか?

実際は均等には割り振られておらず、高額の宿泊施設などは連日満室にはなっても低価格な宿泊施設は苦戦していると聞きます。

これは消費者目線で見ると、同程度の割引率で旅行に行けるなら普段なかなか行くことができない高額な旅館に泊まりたいと思うのが消費者の心理なのではないかと思います。

すると高額の宿泊施設ばかりが恩恵を受け、低価格の宿泊施設との格差が広がり、最悪の場合経営できなくなるまで落ち込んでしまうことも容易に考えられます。

ではこういった状況下で、低価格の宿泊施設はこの困難を乗り越えるためにどうすべきでしょうか?

私の考えでは、新たな価値を見つけ出すべきだと考えます。

新型コロナウイルス流行前は低価格であることが価値だった宿泊施設は、Go To トラベルによる給付がある今、その価値がかなり薄まってしまっています。

なので新たな付加価値を探すべきではないかと思います。

例えば利用客数が少ないことを逆手にとって、大部屋を割安で借りられるようにしたり、露天風呂を時間制で貸し切りサービスを行ったり、リモートワークができる人をターゲットに、マンスリー契約やウィークリー契約ができるようにして長期間の滞在を狙ったり。

その施設に見合った価値を探せば宿泊者は戻せるかもしれませんが、何もしなければもちろん厳しい状況になると思います。

なのでこの状況下で起きる格差は、どれだけ消費者目線に立って考えられたかで決まり、逆手にとればここで注目を浴びれば急に人気施設になることも不思議ではないと思います。

政府の対策に文句を言うのではなく、自分たちでできることを探すことが状況を変える一番の近道なのかなと思います。

まとめ

この記事では、「Go To トラベルキャンペーンから見えた課題」と言うテーマで私が考えたことをお伝えしました。

内容としては以下の2点でした。

  1. 経済支援か感染防止か
  2. ビジネス格差の広がり

1点目は、私の考えでは日本国民にはすでにウイルス対策を無意識で行うことができる次元まできていると思うので、4月ほどの急激な増加は起こりにくいと考え、今後は経済にも力を入れていくべきだと考えました。

2点目は、一見格差が見られるのは高額施設と低価格施設の間のように見えますが、実は行く価値があるかという点が格差の原因になっているのではないかと考えました。

「価値」という言葉は今後とても重視されるものだと思っており、こうしたウイルス感染拡大防止の状況が落ち着いた後も「価値」はさらに重視される時代になっていくと思います。

なので、今事業を行っているわけではない人も、今以上に「価値」を求められる時代が来ることになると思うので、今のうちから「価値」という言葉に意識を向けておく必要があるのかなと思います。

才能人応援哲学者
Jun
温泉や散歩が好きで1人でよく哲学者しています。笑 ブロガーさんを中心に、頑張ろうとしている人を自分ができる範囲で1人1人支える活動をしています。 自分を応援してくださる人が増えたらやりたいことがあるので、ぜひメッセージしてあげてください笑
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