こんにちは。
裏紙日記では、
一つのトピックから考えた自分の考察を書いたり
毎週一冊は本の感想を書いています。
この記事では、最近知る人が増えてきたと感じる水平思考クイズ『ウミガメのスープ』をやることで成長できる4つの力を紹介します。
結論として、『ウミガメのスープ』をやることで身につく4つの力を以下に示しました。
- 視点を変えて考える力
- 答えを引き出すために質問する力
- ひらめきを生む力
- 情報を整理する力
ここからは、『ウミガメのスープ』がどういったクイズかを説明し、そのあとに『ウミガメのスープ』から身につく4つの力を解説します。
目次
『ウミガメのスープ』とは?
『ウミガメのスープ』がどういったクイズなのかを説明します。
その前に、『ウミガメのスープ』の起源でもある最もポピュラーな問題がこちら
「ウミガメのスープ」
ある男が、とある海の見えるレストランで「ウミガメのスープ」を注文した。
スープを一口飲んだ男は、それが本物の「ウミガメのスープ」であることを確認し、勘定を済ませて帰宅した後、自殺した。一体、なぜ?
この問題だけではほとんどの人が答えにたどり着かないと思います。
ここから回答者は、出題者に対して「Yes」か「No」で答えられる質問をして、答えに導くというクイズです。
例えば、このクイズだと次のようなやりとりになります。
Q1,男がレストランでウミガメのスープを頼むのは初めてか?→Yes
Q2,海の見えるレストランに意味はあるか?→No
Q3,偽物のウミガメのスープを飲んだことがあるか?→Yes
こういった流れで少しずつヒントを得て答えにたどり着くというクイズです。
ちなみに答えは以下の通りです。
「ウミガメのスープ」答え
船乗りの男は以前ウミガメのスープを飲んだことがあった。
それは無人島に漂流し、遭難したときに仲間が一人ずつ息を引き取っていく中、生きている仲間は生き延びるために息を引き取った仲間の人肉を食べ始めるが、船乗りだけは人肉を決して食べなかった。
そこで仲間は「これはウミガメのスープだ」と偽って人肉入りのスープを船乗りに飲ませ、船乗りは生き延びることができた。
だが、このレストランで本物の「ウミガメのスープ」を飲んでしまったことで以前飲んだものが人肉入りのスープだと悟り、罪悪感から自殺してしまった。
下の動画は実際に『ウミガメのスープ』をプレイしている「カプリティオチャンネル」さんの動画【クイズ作家ならウミガメのスープ即答できる?】のリンクを載せたので是非ご覧になってください。
見ていただけたでしょうか?
真ん中に座る古川さんの質問がすごく的確で、さすがクイズ作家!と感じます。
それではここからは、『ウミガメのスープ』から身につく4つの力を一つずつ解説します。
『新世界ゲーム』から身につく4つのスキル
1つ目:視点を変えて考える力
『ウミガメのスープ』をやって身につく力の一つ目は、「視点を変えて考える力」です。
『ウミガメのスープ』は問題文の時点での情報量が少ないため、質問する切り口はたくさんあるんですが、ここが怪しい!と決めつけて質問を掘り下げていくばかりだとなかなか答えには辿り着けないからです。
答えにたどり着くためには、視点を変えて別の切り口から答えにアクセスしに行く必要があるんです。
視点を変える意識が持てると、日常の中でもいろいろな事に気づくことができるようになります。
普段は何気なく通っている道でも視点を変えて周りを見渡してみると、素敵なお花が咲いている事に気付いたり、田んぼからカエルの鳴き声が聞こえて来たり。
こういうちょっとした気付きが心を豊かにするので、視点を変えて少し周りのことに目を向ける意識をしてみてください。
2つ目:答えを引き出すために質問する力
二つ目に身につく力は、「質問する力」です。
このクイズは、少ない情報から答えに繋がる鍵を探していかなければならず、そのためには的確な質問をする力が必要だからです。
これが意外と難しく、普段から質問の苦手な人はどこを質問の切り口にしたらいいかを見つけることができません。
この「質問する力」が身につくと、日常の中でもいろいろなことに疑問を持つことができるようになったり、仕事を振られたときなどに自分のわからないことにしっかり気付いて質問ができるようになり、ミスが減ったりします。
他にも、質問しようという意識が芽生えることで自然と相手の話にしっかり耳を傾けることができるようになり、相手に興味を持って接することができるようになると思います。
すると人間関係も良いものになっていくのではないでしょうか*
3つ目:ひらめきを生む力
『ウミガメのスープ』から身につく3つ目の力は「ひらめきを生む力」です。
このゲームは、的確な質問をしっかりこなして答えに近づけたとしても、そこから答えがひらめかなければクリアはできないからです。
多くの問題はクリティカルな質問ができるとそのまま流れで答えまで辿り着けることが多いと感じますが、ある程度のひらめき力がないと答えに辿り着けない問題も少なくありません。
しかも、上の動画のカプリティオチャンネルでやっているように時間制限を設けると、悠長に質問で詰めていくだけでは時間がなくなってしまうので、かなりのひらめき力が必要なんじゃないかと思います。
それにしても、この動画を見ているとカプリティオチャンネルの皆さんのひらめき力はすごいなとつくづく思います。笑
4つ目:情報を整理する力
最後に、『ウミガメのスープ』から身につく力は「情報を整理する力」です。
『ウミガメのスープ』は一つの問題に対して何十個も質問することになるので、最初の方にした質問を忘れてしまっていて、もう解ける情報はそろってるのに答えにたどり着かないということも起こってしまうからです。
そのためにも情報を整理する力はすごく大切です。
私がおすすめする情報の整理方法は、情景をイメージすることです。
得られた情報は、しっかりイメージして頭の中で映像にすることでしっかり記憶に残ります。
このイメージすることは物事を理解するときにすごく大切な役割を果たします。
人との会話や本を読んでいる時など、しっかりとその情景を想像すると理解しやすく、話を広げやすかったり本の内容を自分の中に落とし込めやすかったりします。
しかし注意しなければいけないのは、図の多い本を読む時です。
図が多いと理解しやすいと錯覚しますが、見ただけだと理解できているように感じているだけで、後から思い出そうとしても思い出せないことが多々あります。
なので、図が多い本でも必ず自分の頭でもう一度再生して、図を見なくてもイメージができるようにしてみてください。
たったそれだけで理解が全然変わるので、一度試してみてください*
まとめ
この記事では、『ウミガメのスープ』をプレイして身につく4つの力を解説しました。
- 視点を変えて考える力
- 答えを引き出すために質問する力
- ひらめきを生む力
- 情報を整理する力
『ウミガメのスープ』で答えにたどり着くためには、少ない情報から答えに近づくために「視点を変える力」と「的確な質問をする力」が必要である。
答えにいくら近づいても、「ひらめく力」がないと答えに辿り着かない。
効率よく答えに辿り着くためには「情報を整理する力」で持っている情報をうまく活用する必要がある。
『ウミガメのスープ』からこれらの力が身につくのではないかと考察した。
このクイズはどの問題も難しいものが多いですが、その分答えに辿り着いた時の気持ち良さはクセになるので、是非一度チャレンジしてみてください。
もし、何度かチャレンジしたことあるって人は、問題を作る側になっても面白いと思います。
4人ぐらいでやるとすごく盛り上がるゲームなので、人が集まったときに是非やってみてください*