こんにちは。裏紙日記では、一つのトピックから考えた自分の考察を書いたり、本の感想、米国株関連の記事を書いております。
この記事では、今後株価上昇が見込める【$PLL】ピードモント・リチウムを紹介します。
目次
ピードモント・リチウムと業界について
はじめに、ピードモント・リチウムがどんな事業を行っているかを紹介していきます。
ピードモント・リチウムは米国のリチウム採掘企業で、リチウムは現在最も注目を浴びているギガトレンドの一つ、EVに非常に重要な材料となります。
電気自動車(EV)は、これまでのガソリン車とは違い電気の力で走るため、動力源はエンジンではなく、非常に大きな電池が担います。
その電池は、どう言った材料が使われているかご存知でしょうか?
現在EVに採用されている電池は、エネルギー密度が非常に高い「リチウムイオン電池」というものです。
最近耳にする機会も多くなっている印象はありますが、これはiPhoneなどのスマートフォンにも当たり前のように搭載されていて、小型でもたくさんの電力を貯められるという特徴からワイヤレスイヤホンにも使われていると聞きます。
このように、リチウムは「リチウムイオン電池」を中心に現在のモバイル端末を支える重要な材料であり、今後はEVによる急激な需要の増加が間違いない資源なのです。
ちなみに、EVに搭載されるリチウムイオン電池はスマートフォンの何倍のエネルギー容量かご存知でしょうか?
テスラ社が2020年に発売した「モデルS ロングレンジ・プラス」は100kWhの電気容量を持つと言われており、2020年発売のiPhone12の電気容量が10Wh程度(計算間違ってたらすみません)なので、スマートフォンの約10000倍の電気容量を持つことになります。
実際にEVに車載されるリチウムイオン電池は非常に体積も大きく、EVの価格があれほど高くなる理由の主要因になっているようです。
ということは、今後これだけリチウムイオン電池が搭載されるEVが急成長するに伴って、リチウムの需要も大きく上がっていくことは間違いありません。
また、現在の世界のリチウムの総生産量は40万トンと言われており、これを全てEVバッテリーに回すと200〜300万台をまかなえると言われています。
ただ、現状EVに回せているリチウム量は生産量の約1/3程度だそうです。2025年のリチウム需要は150万トンにのぼると言われており、リチウム業界に注目が集まっている現状です。
さらに、「ピードモント・リチウム」は、2020年9月23日の「バッテリー・デー」でのテスラ社イーロン・マスクCEOの「ピードモントからリチウム原料を最低5年間調達する契約を締結した。」との発言でさらに今後の注目が高まっています。
実際に、その後1ヶ月で600%株価が急騰しており、投資家の注目を集めました。リチウムイオン電池はこれほどまでに強く、期待が高まっているトレンドなのです。
実はさらに、これだけでは終わらないのではないかという私の考えもあります。
今の情報だけでは、リチウムは今後数年にかけてのビッグトレンドになると考えられますが、実はもうひと伸びするのではないかと密かに考えています。
それは、リチウムイオン電池の次の世代の電池「全固体リチウム電池」の開発にあります。
現在採用されているリチウムイオン電池は、エネルギー密度が高いメリットはありますが、電解液に有機液を使う必要があり、万が一衝撃などにより漏れてしまうと、火災の可能性が危惧されています。
ただ、リチウムイオン電池の次世代として注目されている「全固体リチウム電池」は、電解液も含めて固体材料のため漏出の心配がないため、火災のリスクが極めて低くなります。さらに、エネルギー密度も現在のリチウムイオン電池以上に高められるため、バッテリーの小型化による車体の軽量化・燃費の向上などが見込める超機能電池なのです。
そして、当たり前ですが、この「全固体リチウム電池」にもリチウムが使われます。
なので、現状のリチウム電池のアップトレンドが落ち着き、売り時かな?と思ってもさらに次のアップトレンドに繋がる可能性もありますから、今後長期にわたり上昇する可能性の高い業界だと考えています。
チャート分析
下の図はピードモント・リチウムの株価チャートです。
9月23日のバッテリー・デーで急激に注目を浴びていることが容易に見て取れます。一時的に50ドルを超えるまで上がり、600%上昇するほど注目を浴びました。今では買われすぎと判断されてか、その半値程度で落ち着いてはいますが、これは非常に割安だと思います。
また、現在2回サポートした支持線に支えられているので、ここで跳ね上がれば一気に伸びるのではないかと考えています。
次の決算で好決算が出ると前回高値を超え、高値をどんどん押し上げていくことも考えられるので、今のうちに仕込んでおき、長期保有すべき銘柄だと思います。
総合評価
今回は米国のリチウム生産企業「ピードモント・リチウム」を紹介しました。
私の評価としては、株価が落ち着いた今が割安で、今後長期に渡ってアップトレンドを形成する銘柄だと考えています。
次の決算の状況にもよりますが、好決算が続くと簡単にテンバガーを達成してもおかしくない銘柄だと思います。
今のうちに仕込んで、皆さんで決算に注目しましょう*
<裏紙的評価>
割安度 90点 爆発度 90点
総合評価 90点