こんにちは。
裏紙日記では、
一つのトピックから考えた自分の考察を書いたり
毎週一冊は本の感想を書いていきます。
現在、新型コロナウイルスの影響で経済だけでなく地価にも影響を及ぼしていることをご存知でしょうか?
この記事では、「新型コロナウイルスによる地価の低下をどう見るか?」というテーマで私が考えた考察をまとめたものを書いていきます。
この記事は自分の脳内日記感覚で書いていて、読んでいただいた人がこの記事から何か学びを得てもらえたらいいなと思って書いております。
私が考えたのは、
- なぜ地価が下がったのか?
- 地価が下がることで何が起こるのか?
という2点です。それらについて考察したことを以下のようにまとめました。
- なぜ地価が下がったのか?
- インバウンド需要の減少
- テレワークによるオフィス需要の減少
- 東京人口の減少
- 地価が下がることで何が起こるのか?
- 個人の不動産事業者に大きなダメージ
- バブル崩壊を想起させて株価の大暴落
- 企業・投資家の投資が冷え込み、金融が混乱
ここからは、「新型コロナウイルスによる地価の低下をどう見るか?」というテーマについて、私が考察したことをお伝えしたいと思います。
目次
1つ目:なぜ地価が下がったのか?
そもそもなぜ新型コロナウイルスの感染拡大により地価が下がってしまったのでしょうか?
インバウンド需要の減少
一つ目の理由としては、インバウンド需要の低下にあると思います。
新型コロナウイルス感染拡大によって海外からの観光客は著しく減少してしまったことは皆さんも周知の通りです。
ではなぜそれが地価に繋がるのでしょうか?
最近は民泊やAir bnbという言葉がトレンドにもあるとおり、個人が不動産事業を始めている傾向にあります。
これは、今までは不動産事業を真面目に運営していればお金を着実に増やせられる期待値が高かったからだと思います。
しかしこれは経済がしっかりと回っていて海外からの観光客や国内旅行者が十分にいたときの話です。
今となってはインバウンド需要がなくなってしまっているので、こういった不動産事業もダメージが大きく、撤退する事業者の増加や新規参入者の減少となれば観光地周辺の地価が下がるのも考えられることだと思いました。
テレワークによるオフィス需要の低下
東京を中心とした地価の低下の2つ目の理由としては、オフィス需要の低下にあると考えました。
新型コロナウイルス感染拡大を受けて、東京の企業を中心としてテレワークを進めている企業が増えてきました。
テレワークで仕事ができる状況に慣れてきた今、そもそもオフィスが必要ないのではないかと考え、スタートアップ企業を中心に一時的なオフィスの売却をしている企業も増えているのではないかと思いました。
東京都心ともなれば一室借りるだけでもスタートアップ企業には大きな痛手だと思います。
そのようにオフィスの売却が増えれば不動産としても固定収入が減額し、その土地の価値は下がっていきます。
こうしたテレワークという新しい形態が地価の減少を引き起こしてしまった原因にもなっているのではないかと思いました。
東京人口の減少
地価の低下の3つ目の理由としては、東京人口の減少が関係しているのではないかと考えました。
近年東京は流出人口よりも流入人口が多く、人口がどんどん増えていましたが、今年の7月、ついに東京からの流出人口が流入人口を上回ったそうです。
すると、先ほどのオフィス需要の減少と同様の理由で地価が下がっていくのは否めないのかなと思います。
やはりこれほどまでに新型コロナウイルスが起こした影響は大きく、経済だけにとどまらない事態になっていることがわかります。
続いて、地価の低下によって何が起きるのか。考えたことをお伝えします。
2つ目:地価が下がることで何が起こるのか?
先ほどは地価が下がった原因を考えましたが、ここからは地価が下がると何が起こるのかを考えていきます。
個人の不動産事業者に大きなダメージ
まず直接的に影響を与えると思ったのは、個人の不動産事業者に大きなダメージがあるという点です。
海外からの観光客がなくなり、インバウンド需要が激減した段階ですでに大きな痛手を被っていることは想定されますが、地価が下がるとさらなるダメージになるのではないかと思います。
例えば不動産事業を畳むことを決め、その物件を売却しようとしたときにその物件の価値が購入時と比べて激減し、売却額がほとんど残らないことも考えられます。
反対に今後の需要に期待してそのまま事業を続けようとするにも、収入がほとんどない状況で固定費のみを支払い続けなければいけない状況になってしまいます。
今の経済状況がすぐに立て直されればなんとかなりますが、それがいつになるのかわからないため、事業を存続し続けるのも難しいと思います。
そうなると、ここまできてしまった今、個人の不動産事業者は引き際が大事になってくるのかなと思います。
バブル崩壊を想起させて株価の大暴落
地価の低下によって2つ目に起こると考えられることは、株価の大暴落です。
現在、経済は順調に成長して株価も上を向いていたが、新型コロナウイルス感染拡大からどうなるかわからない未曾有の危機に晒され、地価が下がり始めています。
この状況は、十分バブル崩壊を連想させる状況になっていると言えるのではないでしょうか?
バブル崩壊の時と今の状況は全然違いますが、株価は投資家心理で大きく動いてしまいます。
投資家たちの頭をバブル崩壊がよぎった時、彼らは抱えているポジションをしまい、自分の身を安全なところに置こうとするのではないかと思います。
それが株価の下落を招き、さらにバブル崩壊を恐れた投資家がポジションをしまい、さらなる株価の下落を生むというスパイラルになり、結果として株価の大暴落になってしまうのではないかと思います。
今現在日本の株価は安定して伸びているように見えますが、これをどう見るかはしっかりと考えた方がいいのかなと思います。
企業・投資家の投資が冷え込み、金融が混乱
そして最後に、企業・投資家の投資が冷え込むことで金融が混乱してしまうのではないかと考えました。
先ほどの話に続いて、投資家は株価大暴落を懸念して投資活動を抑え、企業も株価の下落と経済の不況が理由でキャッシュを貯めておく雰囲気になりやすいのではないかと思います。
すると、今度は銀行に影響を及ぼすようになるのではないかと思いました。
企業が投資活動をやめると、銀行は企業に融資することができなくなります。
現在の超低金利状態でも融資ができないとなると、もう銀行には打つ手がありません。
すると政府から銀行への適切な支援がないと存続も難しくなってしまうところも出てくるのではないかなと思います。
もし大手銀行が一社でも倒産に追いやられると、今の状況では簡単に金融が混乱してしまうのではないかと思いました。
まとめ
この記事では、「新型コロナウイルスによる地価の低下をどう見るか?」と言うテーマで私が考えたことをお伝えしました。
考察の内容を以下に示します。
- なぜ地価が下がったのか?
- インバウンド需要の減少
- テレワークによるオフィス需要の減少
- 東京人口の減少
- 地価が下がることで何が起こるのか?
- 個人の不動産事業者に大きなダメージ
- バブル崩壊を想起させて株価の大暴落
- 企業・投資家の投資が冷え込み、金融が混乱
なぜ新型コロナウイルスが原因で地価が下がったのかという観点では、インバウンド需要の減少・オフィス需要の減少・東京人口の減少という3点が不動産事業にダメージを与え、地価の低下を招いたのではないかと考えました。
地価の低下が何を引き起こすのかという観点では、個人の不動産事業者へのダメージはもちろん、バブル崩壊を想起した株価の大暴落が起こり、経済・金融ともに大混乱が起こってしまうことも考えられるのではないかと考えました。
こうした未曾有の事態では、個人が解決しようとしてもどうこうできる問題ではありません。
そのため、政府がどこにどんな支援をするのか、それが本当に重要な局面なので、今後の政府の言動にも注目していきたいです。